【保存版】メンズメイク入門編
メンズメイクの前に・・・
メンズメイクと聞いて皆さんはどう思いますか。
「男なのに化粧?」とか「女みたい・・」などなど、世間ではまだなかなか理解がおいついていないのが現状だと思います。
しかし、近年世界的にメンズメイクは着々とその理解を広めていっている状況です。
その証拠に、韓国ではメイク用品などのポップに韓流アイドルが使われていたり、日本のメーカーからメンズの美容ラインが発売されたりなどしてきている状況です。
そんな中、今後メンズメイクは主流となっていくことが予想されます。
流行りに取り残されないためにも今回はメンズメイクの仕方を紹介します。
女性のメイクと男性のメイクの違いとは?
女性のメイクは”盛る・飾る”ことを意識するのに対して、男性のメイクは”整える・補う”というイメージです。
そもそもメイクにおいて意識するポイントが違うので、女性のナチュラルメイク=メンズメイクではありません。
そして、メンズメイクをするにあたって一番心配なのが、”化粧バレ”ですよね。
韓国アイドルのようになりたい方や、中性的な雰囲気を目指している方はともかく、会社勤めをしている多くの男性にとって、日常的にメイクをしていることがバレるのは抵抗があると思います。
今回は化粧バレせず、清潔感と印象をアップさせるメンズメイクのやり方を紹介していきます。
メンズメイクに必要な道具
メイク道具は本当に人それぞれなので、自分のなりたい理想像やコンプレックスによって違います。
とはいえ、全くメイクの知識がない状態では、何を揃えればいいのかわかりませんよね。
今回は基本的なものを紹介しますので、この中から特に自分に必要なものから始めてみてもいいかと思います。
例えば、
- ニキビ跡が気になる→下地とコンシーラー
- 眉毛が薄い→眉ペンシル、アイブロウパウダー
- クマがひどい→コンシーラー
といったように、特に気になる点を補うアイテムを1点だけ選んで、気軽に始めてみるのもおすすめです。
それでも、「何が何だかわからない!」という方は
- 下地
- コンシーラー
- 眉ペンシル
の3点だけでも変わるので、ぜひ試してみてください。
それぞれの使い方はのちほど詳しく書いていきます。
メンズメイクの方法、道具
主にメイクする場所は、
- 肌
- 眉
- 唇
になります。
それでは、それぞれ詳しく説明していきます。
■肌
顔の8割を占める肌が綺麗なだけで、印象は格段にアップします!
ただ、肌荒れなどを隠すために厚塗りになってしまうと化粧バレしやすくなってしまいますので、あくまでも”素肌が綺麗に見える”程度を心掛けてメイクしていきましょう。
肌のメイクに使うものは以下の4点です。
- 化粧下地
- BBクリーム
- コンシーラー
- フェイスパウダー
これだけあればしっかりと肌を綺麗に見せることができます。
メイクに慣れていないうちは、どうしても塗りすぎてしまう傾向がありますので、化粧下地とコンシーラーだけあれば十分かもしれません。
とはいえ、普段化粧品に興味のない男性には名前だけ見ても何に使うのかさっぱりわからないと思います。
それぞれ詳しく説明していきますので、必要なものを選んでいただければと思います。
<化粧下地>
まず化粧下地は、毛穴を整えたり皮脂を抑えて、肌を均一にするために塗るものです。
色はついていないもの、もしくは薄い肌色のものを選んでください。
パールが入っていたり色付きのものもあるのですが、顔だけ白浮きしてしまって化粧バレのリスクが高まるのでおすすめしません。
化粧下地自体にはあまりカバー力はないので、化粧下地だけでニキビ跡やシミは隠れませんが、毛穴が目立たなくなったり、テカりが軽減されたり、日焼け止め効果があったりとメリットがたくさんあるので、ぜひ使ってみてください。
塗り方はこちらの動画がわかりやすいので、参考にしてみてください。
女性向けの動画ですが、塗り方や気を付ける点は同じです。
こちらのセザンヌの皮脂テカり防止下地は、プチプラなのにしっかりとテカりを防止してくれるのでおすすめです。
<BBクリーム>
BBクリームは、ファンデーションと化粧下地や美容液などが一緒になったものです。
男性でもファンデーションは聞いたことある方が多いのではないでしょうか。
ファンデーションは肌をきれいに見せる肌色の化粧品なのですが、ついつい塗りすぎてしまうことが多いので実は初心者にはあまりおすすめできません。
BBクリームはファンデーション単体よりもナチュラルなものが多いので、比較的男性でも使いやすいです。
ただし、つけすぎてしまうとこちらも“塗ってます感”が出てしまうので、のばしながら薄くつけるのを意識しましょう。
塗り方は下地の塗り方と同じなので、先ほどの動画をチェックしてみてください。
また、一応BBクリームにも化粧下地が入っているのですが、化粧下地単体に比べると皮脂テカり防止効果などに特化しているものは少ないので、化粧下地をつけてからBBクリームを塗るのがおすすめです。
BBクリームの前に化粧下地を塗ることで、BBクリームの密着度が上がって崩れにくくなる効果もあります。
個人的には、BBクリームはどうしてもつけすぎてしまうので、化粧下地を塗って気になるところだけコンシーラーを使う方がナチュラルに仕上がる気がします。
BBクリームのおすすめはこちらのDTRTのメンズBBクリームです。
韓国のブランドなのですが、メンズ向けに作られているので、ナチュラルに仕上がり、皮脂によるテカリ防止効果もあります。
プチプラだと、ちふれのBBクリームがおすすめです。
800円程度と値段も安く、付け心地もナチュラルなのでメイク初心者におすすめです。
<コンシーラー>
コンシーラーとは、気になる部分にポイントで使うファンデーションのようなものです。
ニキビやシミ、小鼻の赤みやクマなどにポイントで使う事で、より綺麗な肌に見せることができます。
コンシーラーの種類は大きく分けて4種類あります。
- スティックタイプ:カバー力抜群だが厚塗りになりやすい
- リキッドタイプ:薄付きで馴染ませやすい
- クリームタイプ:カバー力が高いが調節が難しく上級者向け
- ペンシルタイプ:小さなシミやそばかすをピンポイントで隠す
・・・と、タイプを説明されても何が何なのかわかりませんよね。
初めて使う場合は、とりあえずリキッドタイプを選べば間違いないかと思います。
男性向けのコンシーラーではスティックタイプをよく見かけますが、スティックタイプは厚塗りになりがちで馴染ませるのが難しいのと、時間がたつと崩れやすく化粧バレするリスクが高いので、初心者のうちはあまりおすすめしません。
使い方は、ニキビ跡やクマなどBBクリームで隠れなかった部分に少量つけて、馴染ませるだけです。
真ん中の部分はあまり触らずに、周りの肌との境界線を馴染ませるように伸ばせば、きれいに隠れてくれます。
おすすめは、The SAEM(ザセム)のカバーパーフェクションチップコンシーラーです。
約500円とプチプラですが、カバー力と崩れにくさ抜群とSNSで話題になり、最近ではドラッグストアなどでも手に入りやすくなりました。
さて、コンシーラーの使い方なのですが、基本さえ覚えれば簡単です。
- ニキビやクマ、青髭など気になる部分にポイントで塗っていく。(チップの先でちょんちょんと丸く置いていくイメージです。)
- 塗っていない部分との境目を馴染ませる。※ニキビなどの場合は、真ん中は触らず端だけ馴染ませるとうまく隠れます。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、ポイントで使えるのでとても便利なアイテムです。
<フェイスパウダー>
肌メイクの最後はフェイスパウダーです。
フェイスパウダーは、お粉やおしろい、フィニッシングパウダーと呼ばれることもあります。
フェイスパウダーは、ファンデーションなどを崩れにくくしたり、肌のテカリを抑えてくれるアイテムです。
BBクリームやコンシーラーの肌色が襟についてしまったりするのを防いでくれるので、なるべく使った方がいいと思います。
サラサラも続くので、夕方の肌テカりを軽減してくれます。
メンズのフェイスパウダー選びの注意点は3つ。
- 無色透明のものを選ぶこと。(ただし自分の肌より暗い色ならOK)
- パールやラメの入っていないものを選ぶこと。
- 粉末タイプのものを選ぶこと。
最後の粉末タイプについては、好みでもあるのですが・・・。
フェイスパウダーには粉末タイプと、粉を固めたプレストタイプがあります。
粉末タイプは容器が大きいものが多いので、持ち運びにはプレストタイプが便利なのですが、プレストタイプはついつい厚塗りになってしまい粉感が出てしまうのでとりあえずは粉末タイプをおすすめします。
イニスフリーのフェイスパウダーは白浮きせずテカリを防止してくれるので本当におすすめです。
韓国コスメですが、日本でもAmazonやQoo10などで安く購入できます。
イニスフリー(innisfree) イニスフリー日本公式(innisfree) ノーセバム ミネラルパウダー[フェイスパウダー/ミネラルパウダー] ルースタイプ 単品
- 出版社/メーカー: innisfree (イニスフリー)
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チャコットのフェイスパウダーは、舞台メイクに使われていることもあって崩れにくさが抜群です。
こちらは何種類かあるので、無色透明タイプを選ぶようにしてください。
■眉
昔から”顔の印象の7~8割は眉で決まる”と言われているほど、眉は第一印象を左右する大事なパーツです。
まず眉メイクの前に、眉毛のお手入れをして眉を整えておくことが大切です。
お手入れ方法についてはこちらの動画がわかりやすいので、ぜひご覧ください。
眉のお手入れがすんだら、眉毛が薄かったり途中で途切れていたりという自分の眉毛の特徴を踏まえて、理想の眉に近づけましょう。
眉メイクに使うアイブロウは、
- ペンシルタイプ
- パウダータイプ
- マスカラタイプ
- リキッドタイプ
の4種類あります。
今回は初心者向けに使いやすい、ペンシルタイプとパウダータイプをおすすめしています。
<ペンシルタイプ>
ペンシルタイプのアイブロウは、鉛筆のように一本一本書き足すことができるので、自然な仕上がりになりやすいです。
眉毛が部分的に薄かったり、途中で途切れていたり、細かったりという方におすすめです。
他のアイブロウに比べると価格も安く、初めて眉メイクをするという方でも取り入れやすいと思います。
資生堂の眉墨鉛筆はプチプラで書きやすく、見た目もシンプルなのでおすすめです。
ただドラッグストアでなかなか見かけないので、ネットで購入した方が確実です。
<パウダータイプ>
パウダータイプはふんわりと仕上がるので、ペンシルより自然に仕上がります。
眉毛全体の薄さをカバーするのには適していますが、ペンシルタイプのように眉毛の一部を書き足したりするのには向いていません。
ペンシルタイプで輪郭を書き眉毛全体のバランスを整えて、パウダータイプで中を埋めるというように、組み合わせて使うのがベストです。
パウダータイプはケイトのアイブロウがおすすめです。
これ一つでノーズシャドウにも使えるので、メンズメイクに慣れてきたら試してみてください。
そして何より眉メイクで大切なのは、自分の髪色に合わせた色のアイブロウを選ぶことです。
黒髪だからといって真っ黒のアイブロウを選んでは野暮ったい印象になるので、自分の髪色より気持ち1トーン明るいアイブロウを選ぶといいと思います。
また明るすぎても眉だけ浮いてしまうので、黒髪の方はダークブラウンがおすすめです。
マスカラタイプのアイブロウは眉全体の色味を変えてくれるので、明るい髪色の方は使った方がいいと思います。
■唇
最後は唇です。
肌、眉が整っているのに唇だけガサガサだともったいないですよね。
また、唇の色が悪いと顔全体の血色が悪く見えてしまいます。
自然に唇の血色を良く見せることで、顔全体の印象も明るくなって清潔感もアップしますので、唇まで手を抜かずケアしていきましょう。
<無色透明タイプ>
唇がガサガサの方は、血色の前にまず潤いのある唇を目指しましょう!
唇が乾燥しているからといって、舐めて潤わせるのは逆効果です。
朝の身支度の時、昼の昼食の後、夜寝る前の最低3回リップクリームを塗る習慣をつけるだけで、ガサガサ唇は大幅に改善されると思います。
その他乾燥が気になったときに、こまめに塗る習慣がつけばベストです。
外出先や職場など、人前でリップクリームを塗ることに抵抗がある方は、トイレに行った際に手を洗うついでに塗る、などといった習慣を意識してみてもいいかもしれませんね。
どんなリップでもこまめに塗ればある程度効果はありますが、DHCのリップは塗った瞬間から効果を実感できます。
少し薬用の香りがありますが、 塗れば気にならない程度です。
DHC(ディー・エイチ・シー) 【医薬部外品】DHC 薬用リップクリーム 単品 1.5g オリーブバージンオイル配合
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<色付きタイプ>
ガサガサ唇を脱出したら、ぜひ色付きリップを試してみてください。
唇がガサガサの荒れている状態で色付きリップを塗ってはいけない理由は、唇のヒビの間に色が入ってしまい逆に汚く見えてしまうからです。
色付きリップは口紅ほど色がつかず、自然に唇の血色をよくしてくれます。
色は薄いピンクかベージュ系を選べばより自然です。
ニベアはドラッグストアで安価で手に入るのに加えて、しっかりと保湿してくれるのでおすすめです。
見た目もシンプルなので、男性が持っていても違和感がないデザインです。
また、リップを塗る際には、唇のシワに合わせて縦方向に塗ること、塗りすぎないことを意識してくださいね。
まとめ
今回はメンズメイクが初めてという方に向けて、メンズメイクの基本をまとめてみました。
意外と気づかれないですし、何よりメイクをしていると自信を持って人と接することができるので、営業職の方や就活などにもおすすめです。
少しメイクに慣れてきたら、より自分の使いやすいメイク道具を探したりなんかするのも楽しいですよ。
あと、メイクをした日はしっかりクレンジングをするのも忘れずに!
普通の洗顔料ではメイクが落ちないので、肌に負担をかけてしまいます。またメイクをしていない日でもクレンジングをすることは、角栓予防に効果的です。
詳しくは以前書いた基本のスキンケアの記事を読んでみてくださいね。
興味はあるけどなかなか手が出しにくい・・・という方も、まずは気になる部分からでも取り入れてみてはいかがでしょうか?